アームストロング解散(宮地劇団編)

アームストロング解散の日、2014年4月13日は宮地劇団第3回公演「マネキン村」の千秋楽の日でもありました。
思い入れの強い劇団に、さらに思い入れちゃったのでブログを書きます。

前回の記事(アームストロング解散(ENJOY編) - 見えない未来を夢みて)の続きというかまだまだブログに残しておきたいことをGWあたりに書いたやつです←


初めて宮地劇団に触れたのは、第2回公演「おしぼり」のときでした。

公演期間はちょうど1年前のGW。
就活中でエントリーシートの期限間近、帰省する時間はないけどESを提出してしまえば暇になる状況。
自分にご褒美を用意しないとやる気が出ないタイプだから遊びたいけど、友達もほとんど就活をしていて、誰も誘えない。そんなときはお笑いライブだろと思い立ち、検索をして気になったのが「おしぼり」でした。

どうやって検索したのかは忘れたけど、たぶん単に神保町のスケジュールを確認したんだと思います。
そして知った宮地劇団公演。それまで宮地劇団の存在を知らなかったわたしは、ただただ劇団メンバーの豪華さ(わたしの好きな人の集まり具合)に驚きます。

紹介しておくと、
脚本と演出がニブンノゴ!のリーダー宮地さん。
メンバーが、アームストロング、ピクニック、ライス、ジューシーズ

さらに、お笑いナタリーの記事を見て「おしぼり」はW宮地公演として、女優の宮地真緒さんがヒロインを演じる舞台だと知る。さらに豪華。まじで華。あの狭い神保町で宮地真緒さん見ちゃっていいのかよという衝撃。

これは絶対におもしろいやつだ、楽しいやつだ…!と確信してチケットを取りました。お金はあまりないから5月5日夜の部1公演だけ。
そして、そのあとに続いてあった栗さんと仁のトークライブ「プライベート*1のチケットも取りました。というか5日夜公演を選んだのはこのトークライブがあったからだと思います笑



そして「おしぼり」を観劇し、アームちゃんが好きだっていう気持ちと、栗さんのことでいっぱいいっぱいになります……

「おしぼり」の主人公は、風俗・青春不敗(※表記ちがうかも?)で使うおしぼりを配達している上戸おしぼりのながさわ(ライス関町)。青春不敗で働いているありす(宮地真緒さん)が、ながさわのことを好きになるというお話。

アームストロング、栗さんは青春不敗の店長役、安さんは上戸おしぼり店長の上戸さん役。

アームちゃんが劇中で関わることはなく、別の場面でそれぞれとても重要な役を果たしていました。店長としてふだんは明るく、いざというときに頼もしく、人として従業員にかける言葉やお店への意識がかっこよくて、優しくて強い2人。
最後も2人それぞれがお店の現状を語ってお話が終わる。(それぞれのお店のバイトの面接という設定で「採用!」から始まる漫談、「この店にはこういうことがあったんだけど、これからよろしくね」みたいなことを新人に語る上戸さんと店長)交わらない2大巨頭としてアームちゃんが舞台をしめている、と勝手に思いました。


栗山さんの役、店長はとにかくかっこよくて、演技もうまいし好きだしうわーーーー!ってなりました。

あらすじは割愛しますが、店長の好きな台詞をあげておきます。
・ありすが、私と店長をトムとジェリーに例えたら店長はどっちだと思う?と聞いた答え「俺が猫じゃね?しゃーー(猫のまね)つかなんだよその質問」
・やくざの幹部になった本田(ジューシーズ児玉)に向かって「勘違いしてません?おれ逃げたことは一度もないっすから」
・電話でありすに「あ、ありす…幸せになれよ」

とにかく、店長とありすの関係がたまらなかった・・・店長がありすちゃんのことを好きなのかはすごく曖昧で…だけど、絶対好きじゃん!!っていう、気づけよ!っていう笑、青春不敗で事件が起きたときもお店のことを守るというよりは、ありすちゃんのことをいちばんに考えているような言動で。
店長は自分のことをトムとジェリーだと猫の方だと思っている。「逃げたことは一度もない」強い方という意味で言ったんだと思うけど、店長が追いかける方、という意味で解釈してしまうほどにありすちゃんを優しく見守っていて・・・
あんなにかっこいいのに主人公ではないという。まじかよ。笑


伝わるかなこれ笑、とてもいい舞台だったの笑
普段見れないから宮地真緒さんをとても楽しみにしていたら、宮地さんと栗さんが一緒にいる場面が多いこと多いこと。栗さんも演技うまいし引き込まれて。
こうして初めて宮地劇団の作品を見て、リーダーはアームちゃんにこんな素敵な役を、重要な立ち位置を与えてくれる人なのかーと感動して。
安さんは普段の優しいイメージのままの役だったけど、栗さんにはあんな台詞(「幸せになれよ」)言わせるかね!?ってびっくりしつつ感謝して笑

で、次の日がもう千秋楽だったので、あれ?これもう1公演行かないと後悔するやつ?見れるなら見たいね?もう1回見たい!!!ってなって。
当日になってチケット譲ってくれる方を見つけて、そのまま入るという。

入れた。見れた。やっぱりアームストロングの存在感を感じた。
これから宮地劇団公演は絶対に見に行こうと決めたのです。それが1年前のこと。

1年後の宮地劇団公演千秋楽を最後にアームストロングは解散するんですけど。

・・・と、解散の日の話をするつもりが、おしぼりの、1年前のこと思いだしブログになっちゃったので宮地劇団編2に続きます←

*1:ENJOY編でちょこっと書いたあのトークライブ。2011年3月10日ぶりに行きました。